押さえるべきポイント

細かく栄養面を見た場合、前述のような基準で餌を選ぶべきです。ですが、食事の良し悪しは栄養だけで決まるものでもありません。人間が普段食べている食事を思い浮かべると分かりやすいですが、年齢や好み、ブランドなどで選ぶことも大切になってきます。三大欲求のひとつである食欲は、人それぞれでさまざまです。猫も一緒で、飼っている猫に合ったものを選んで、おいしく楽しく食べてもらうことを意識するべきです。

具体的には、たとえば年齢については、子猫世代を表すキトン、そして老齢のシニア世代に分けられます。前者の場合、高たんぱく高カロリーの体作りに適したキャットフードを選んであげるべきです。ですがシニアとなると、運動量が下がり健康面で不安が見え隠れし始める時期です。そのため、高たんぱくであることは変わらず大事であるものの、合わせて低カロリーという点にも注目しておくべきです。肥満や糖尿病を予防して、できる限り長く健康に生きられるようサポートしてあげるべきなのです。

また、好みについても重要です。おいしく食べられるキャットフードでなければ、食いつきが悪くなる、ストレスが溜まるといったことに繋がります。味や素材、硬さ、またブランドなども考えつつ、食いつきの良いものを探してみてください

猫に適した餌の特徴

前述でも触れている通り、猫は犬以上に繊細であるため、栄養への意識が欠かせません。例えば、高たんぱくの餌を重要視すべき点です。犬にも同じことがいえますが、猫はそれ以上にたんぱく質の割合を必要とします。加えて、高脂肪低炭水化物が理想的ということも覚えておきましょう。猫の餌といえば魚といったイメージも強いですが、脂の乗った魚は、まさに猫の理想的な食事であるといえます。また同じたんぱく質でも、良質なものを選ぶことを忘れてはなりません。素材表記がはっきりしていないようなキャットフードでは、腎臓機能の衰えに繋がる場合もあります。高たんぱくの食事に加え、質の良い素材が使われているものを選びましょう

次に、ビタミン面です。ビタミンにアミノ酸、ミネラルといった栄養も豊富なものを選びましょう。なぜなら、犬以上に必須ビタミンや脂肪酸があるためです。これこそが、同じペット動物でありながらドッグフードを与えるべきでない理由です。

その他、猫ならではであるのが、泌尿器疾患の対策がされている餌を選ぶべきである点です。猫は尿管結石をはじめとした、尿のトラブルが起こりやすい動物であるためです。主には、クランベリーやブルーベリー、イチゴなどのベリー系果実が有効とされています。覚えておきましょう。

キャットフード選び

猫は、犬以上の繊細を持つため食事に気を遣う必要があります。同じペット動物として知られる存在同士だからといって、ドッグフードを猫に与えても健康的な体は作れません。猫に適したペットフードを選んで、元気で長生きしてもらえるようこだわる必要があります。また同じキャットフードであっても、種類が多数存在することからも分かる通り、それぞれ異なる特徴を持っています。数ある中でも、より猫の健康管理に適した餌はどのようなものなのでしょうか。大事な家族の一員に食べさせる食事なので、意識して選んでみてください。

大まかな分類としては、含む水分量によって分けられます。主には、乾燥したタイプの、いわゆるカリカリなどとも呼ばれるドライタイプ、水分が75%以上含まれているしっとりとしたウェットタイプ、そしてこれらの中間に分類されるセミモイスタイプがあります。ちなみにドライタイプは水分10%以下、セミモイストタイプは25~30%と決められています。

もちろん、選ぶ際のポイントは硬さだけでもありません。硬さひとつとっても、食いつきや水分摂取量の調整、保存面などそれぞれにメリットがありますが、やはり健康を最重要視するのであれば、栄養面が欠かせません。そこで今回は、猫の健康を考える上で理想的なキャットフードの栄養について特集しました。物言えぬ動物の食事は、飼い主の愛情にかかっています。詳しく知って、ぜひこだわってみてください。